ばんばのお米ができるまで
 
みなさまにお届けする「ばんばのお米」ができるまでの
春夏秋冬、1年間の作業の流れをご紹介いたします。
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3月19日、
まだ寒い中、夢ごこちの温湯消毒を行ないました。
種もみの表面には、
いもち病菌など様々な病原菌が付着しています。
昨年から温湯消毒機を導入しており、
60℃のお湯で消毒しました。
農薬を使う回数を減らす事ができました。
お湯の温度、種もみを浸ける時間が重要なポイントです。


3月30日、
いよいよ播種が始まりました。
今年度は約9,000枚の苗を準備しました。

播種や育苗などと平行して、
外の作業も本格化しいてきます。
基肥を散布したり、荒起しをしたり。
田んぼの方も田植えに向けて、
着々と準備を進めます。

田植えが間近に迫ると代かきを行ないます。
田面を平らに、
そして草やワラを土の中に鋤きこみます。

plow01

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4月28日、
今年最初の田植えです。
まずは夢ごこちから。
「天気は良好」
6月2日に無事終了。

無農薬栽培は
ヒエ、コナギ、ホタルイなど雑草との闘いです。
機械除草(上)も行ないますが、
雑草の生命力は強く、手で除草も行ないます。


暑い日も雨の日も田んぼに入り、
ただひたすらに草を抜いていきます。

7月に入ると稲は順番に出穂し、
やがて小さな白い花を咲かせます。
皆さんご覧になったことありますか?
稲の花はたった1日、
数時間しか咲かないので、
私達も花が咲いているのを発見すると
慌ててカメラを取りに行きます。
この小さな花が受粉して実をつけ
お米1粒1粒になります。

今年は、お日様が顔を出す日が少なく
生育が順調に進んでいるのか
心配ばかりしていた1年でした。
今年も可愛い花を咲かせて一安心。

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plow

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田んぼが黄金色に輝いています。
心配していた日照不足も
お米が熟する時期に好天が続きました。
おかげで稲の生育も遅れをかなり取り戻し、
回復してくれたように思います。
 

あまりにもお天気が続くので、
お米の品質を守るため、
田んぼに水を入れたりと
最後まで水管理には気を使いました。
 
8月25日、いよいよ稲刈りのスタートです。
収穫はその年の苦労が報われる作業です。

「立派に育ってくれてありがとう」

そう思いながら稲刈りを進めていきます。

天気を見ながらの作業なので、
休みが取れないこともあります。
だけど、
収穫の喜びが疲れを癒してくれているのかもしれません。2年目の新型コンバインは仕事が速い速い。

乾燥、籾摺りをした後、
お米の検査を受けます。
今年は全品種、一等米でした。

 

plow

plow

plow



「おかげ様で、今年も美味しいお米ができました。」

前半の天候不順の影響か、
収穫量は平年よりも少なめで残念でしたが、
お客様からは
「今年のお米は一段とおいしい」
とのお声をいただくことも。
毎年、一段と美味しいお米が
たくさん収穫できるのが一番なのですが、
そこがお米作りの難しいところ。
一年一年が勉強です。
今年の反省を来年のお米作りに活かしていきます。

土作りなど来年の準備始めています。

plow

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ばんばのお米ができるまで
 
みなさまにお届けする「ばんばのお米」ができるまでの
春夏秋冬、1年間の作業の流れをご紹介いたします。
  ■12月〜2月の作業    
   
   

 外の作業が落ち着くと、次年度の育苗に向けた準備を行ないます。
土を乾かして適量の肥料と混合し、種蒔きに備え床土として苗箱に詰めます。
土の量は30トン。毎年約9000枚の苗箱を準備します。

 また、この時期は次年度にどこの圃場で、どの品種を作るかなどを検討する大切な期間です。
「ばんば」では、農薬・肥料設計など作り方を変えてコシヒカリが5種類、
その他の品種として夢ごこち、ハナエチゼン、ひとめぼれ、どんとこい、新大正糯、白山もちを栽培しています。
前年度の反省や圃場の状態、生産調整面積などを考慮し計画を立て、圃場地図の作成なども行ないます。

床土と肥料の混合
苗箱に床土を詰める
デスクワークも大切
床土と肥料の混合
 
苗箱に床土を詰める
 
デスクワークも大切
   
  ■3月〜4月の作業    
   
   
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
3月20日、まだ寒い中、夢ごこちの温湯消毒を行いました。
種もみの表面には、いもち病菌など様々な病原菌が付着しています。これまでは、殺菌剤などを使って病原菌を退治していました。
今年は温湯消毒機を導入し、60℃のお湯で消毒したので、農薬を使う回数を減らす事ができました。
お湯の温度、種もみを浸ける時間が重要なポイントです。

『外はまだ寒い。でもお湯は熱いし…』

(平成20年産米づくりにて)

 
■種から苗づくりの流れ   
     
種の仕分けを行います。
・種の仕分け
・種の仕分け
苗箱一箱に付き、コシヒカリなら約100gの種籾を播くのでその播種量が分かるように、 5kgずつ袋に小分けにします。  
・種の仕分け
・種の仕分け
種籾にはいもち病菌や馬鹿苗病菌などの病菌が付いています。
これを消毒する農薬などもありますが、「ばんば」では、種籾の消毒に60℃の温湯を用いて
10分間種子を消毒し(温湯消毒)、農薬の使用回数を減らしています。
 
温湯消毒
・温湯消毒
消毒後は浸種という作業を行ないます。
浸種とは、種籾に催芽させるために水に浸けて吸水させるのが目的で、発芽をそろえるための第一歩の作業です。
この時に酸素の供給を良くし、発芽阻害物質を除去するために水の取替えをしなければならず、 まだまだ寒いこの時期にはなかなか大変な作業です。
種子予措の最後は催芽で、30〜32℃の湯に1〜2日浸け播種後の出芽を早くさせるための準備です。 催芽が揃わないと生育むらができるので、袋の内側と外側の温度が均等になるように温度管理に注意します。 ちなみに種籾から芽が出るのを催芽(発芽)、土から芽が出るのを出芽といいます。
 
浸種
・浸種
     
催芽後、洗濯機で脱水し播種を行ないます。  
播種
・播種
32℃に保った育苗器で二日間おくと、種籾は出芽します。  
出芽苗
・出芽苗
苗は生育が進むと緑化します。  
苗の緑化
・苗の緑化
田植えするまで、水やりやハウス内の温度管理などを徹底します。
良い苗作りが米作りの基本となります。
 
生長した苗
・生長した苗
     
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
種まきも無事に終え、ビニールハウスに並べられた苗。
すくすくと成長し、ハウス内が初々しい緑色のじゅうたんを敷き詰めたようになります。
春先、まだまだ寒暖の差が大きいため、窓を開けたり閉めたりとハウス内の温度調節が大変です。
お日様が顔を出すと、やっていた仕事を放り出して、慌てて窓を開けに走ったりします。
元気の良い苗づくりが、「ばんば」の元気で美味しいお米作りの基本です。

『今年も立派に成長してくれました!』

(平成20年産米づくりにて)

■田んぼの作業  
   種籾の作業と平行して、本格的に外仕事も動き出します。
用水内の掃除や大豆畑の水はけを良くするための溝きり、あぜにできたネズミの穴などの
チェック基肥の散布などを行ないます。
あぜに除草剤をかけたり、無農薬田では草刈りも行ないます。
 
     
そしていよいよトラクターに乗り込み荒起こし。
荒起しは基肥や農閑期に生えた雑草をすき込んだり、
代かきに備えて土を細かく砕きます。
荒起こし
・荒起こし
苗が育ち、田植えが目前に迫ると代かきを行ないます。
代かきは田面を均平にしたり、稲ワラを土中に埋め込むのが目的です。
田んぼが均平でないと、水管理が難しく雑草の発生に繋がるので特に気を付ける作業の一つです。
 
代かき
・代かき
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
苗が順調に育っている頃、田んぼの方も田植えに向けて大忙し。
あぜを塗ったり、田んぼを起こしたり…。
最後に田んぼに水を張り、代かきをします。代かきは田んぼの高低差を整え平らにしたり、雑草や去年の稲わらを土の中に埋め込んだりします。
土の質が違ったりすると出来上がりが全然違うし、後々の作業に影響するのでとっても気を使います。

『順調順調。でも気を抜いちゃ、ダメだぞ〜』

(平成20年産米づくりにて)

  ■5月〜6月の作業
   
 
 
4月の終わり頃、苗の生育状況と天気の様子を伺いながら、田植えを始めます。田植え機は、田植えと同時に施肥と除草剤も同時に散布します。
苗・肥料・除草剤の残量に気を配り、いかに機械を止めずに作業を行なうかがポイントとなってくるので、スタッフのチームワークや先の作業を読む力が作業効率をアップさせます。
田植え
・田植え
ハウスに育苗のスペースが足りない場合などは、直播きで補います。直播きは酸素発生剤をコーティングした種籾を直接田んぼに播きます。
田植え時とは異なる作業機で、溝の中に種を播き、土をかぶせていきます。苗の補給をしなくていいので作業自体は少人数で可能です。
種子予措や育苗の労力が省けますが、鳥害や雑草対策、出芽の不揃いなどまだまだ研究の余地がある技術です。田植えは天気と苗の生長を見ながら、一ヶ月ほど続きます。
 
直播き
・直播き
 
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
今年は去年より3日早い4月26日に田植えスタート。
初日は突然の雨や田植え機のトラブルなど、波乱含みのスタートでしたが、その後は天気にも恵まれ順調に作業は進み一安心。
6月1日に無事終了。
約一ヶ月の長丁場、気の抜けない毎日が続くので身も心もへとへと。終盤は気力だけで乗り切りました。
田植えの終了は本当にほっとします。田植え後、水管理など朝晩の田んぼ回りが日課となります。

『秋にお客様の笑顔が見たい』

(平成20年産米づくりにて)

 
  ■中間管理
   
 
 

 水管理は稲作において最も重要な作業の一つです。
田植え後は毎日、朝晩と圃場を回り圃場の水が適量かチェックします。
土が出ていると草が出やすくなるため畦畔に穴が開いて水が漏れていないかなども調べます。
毎日見ていると、どの辺りが高くて土が出やすいか、どこから水が漏れやすいかなど分かってきます。
また雑草の状態もチェックし、随時対策を講じていきます。

     
無農薬の圃場は、除草剤を一切散布しないので雑草との闘いになります。田植え後2週間経つと、除草機を使います。
除草機は、苗を植えていないスペース(らち)の土をかき混ぜたり、叩いたりして、まだ芽を出したばかりの雑草を水面に浮かせます。既に根付いている稲に影響はありません。その後は1週間おきに(約5回)除草機を使います。
除草機
・除草機
稲が生長し、除草機が使えなくなると、手作業で除草します。1枚の圃場に1週間以上かかる場合もあります。ヒエやホタルイといった雑草も生存するのに必死で、その生命力には驚かされるばかりです。  
草取り
・草取り
稲が順調に生長している中(6月頃)、作業の合間を見つけて溝切りをします。溝切りは、乗用型溝切り機その名も「田面ライダー」。
以前は手押しで切っていた溝も、今ではバイクのように田面をスイスイ走るので楽チンです。この時期、溝を切る事によって後半水を抜いたり、入れたりする際(間断灌水)に入排水しやすくなります。
また、一度水を抜き、小さなひびが入るくらい干す事を中干しといいます。中干しには過繁茂を防ぎ細茎化や穂数過剰による品質低下を防いだり、根の活力向上・促進による倒伏防止などの効果があります。
 
溝切り
・溝切り
 
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
「農 薬を使わないコシヒカリ」の栽培は雑草との闘いです。稲がすくすくと成長する中、ヒエなどの雑草は稲に負けじと、それ以上に成長し、その生命力に驚かされ ます。農薬を使わないので、ひたすら人力で除草します。一枚の田んぼの除草にに3日〜1週間かかる場合もあります。除草剤が無かった頃の人達のご苦労を身 をもって経験し、本当に頭が下がる思いです。

『う〜ん、腰が痛い…いや、まだまだこんなもんじゃないぞ。頑張れっ!!』

(平成20年産米づくりにて)

 
  ■7月頃の作業
   
 
 7月に入ると早生の品種から順番に出穂します。出穂から刈り取り時期がある程度予想できるので、
この時期の水回りは出穂時期を把握するために注意深くチェックします。
コシヒカリや夢ごこちには穂肥を投入します。
田植えの際に同時に与えた肥料は生長に使うため今度は穂を実らせるための肥料を与えてやります。
(これを穂肥といいます)
これも、出穂何日前など適期があるので、葉色や幼穂をこまめに調べながら与えるタイミングや量を決定します。
     
出穂後、開花し受粉します。稲の花はたった数時間しか咲かないので、風が強かったりすると心配になります。
開花
・開花
稲穂が黄金色に色づき頭を垂れ始めるといよいよ稲刈りが間近に迫り気持ちが高ぶってきます。
稲刈りに備えて、コンバインやライスセンターの点検整備、畦畔の除草剤など準備を進めていきます。
 
色づく稲穂
・色づく稲穂
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
7月に入ると稲は順番に出穂し、やがて小さな白い花を咲かせます。
皆さんご覧になったことありますか?
稲の花はたった1日、数時間しか咲かないので、私達も花が咲いているのを発見すると慌ててカメラを取りに行きます。この小さな花が受粉して実をつけお米一粒一粒になります。

『今年は雨が本当に少なく水管理に苦労した年でした。』

(平成20年産米づくりにて)

 
  ■8月下旬頃〜9月の作業(稲刈り)
   
 
 稲刈りが一番早いのはハナエチゼン。毎年、お盆が過ぎると「今か今か」と気持ちが焦ります。
稲刈りが始まるとどんどん忙しくなっていきます。
色や水分のチェックを行い稲刈りスタート日を決定します。
稲刈り適期の目安は品種によって異なり、ハナエチゼンで32日、コシヒカリで38日程度です。
     
コンバインで刈った稲はコンバイン内で脱穀、選別されます。
ワラは細かく切り刻まれ田に還元されます。
稲刈り
・稲刈り
選別された籾をダンプに移しライスセンターに運ぶ。  
籾をダンプへ
・籾をダンプへ
ライスセンターに運ばれた籾は乾燥機で一晩かけて仕上げ、
水分が14.5〜15.0%になるまで乾燥します。
 
ライスセンターへ搬入
・ライスセンターへ搬入
乾燥した籾は籾摺り機で籾を取り除き、玄米にし30キロずつ袋詰めします。  
袋詰め作業
・袋詰め作業
検査を受けて等級が決定します。
稲刈りは天気や稲の状態を見ながら10月の上旬まで続きます。
 
お米の検査
・お米の検査
     
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
収穫の秋。
稲穂が黄金色に色づき、頭を垂れると生産者にとって一番楽しく、そして大忙しの季節の始まりです。
今年は新型のコンバインが大活躍。そのスピードの速さに運転者も慣れるのに必死。それ以上に下仕事は大変だったはず。
新型コンバインと連日の好天のおかげで稲刈りは順調に終了。

『辺り一面が黄金色。一番好きな風景です。』

(平成20年産米づくりにて)

 
  ■10月〜11月の作業
   
 
 稲刈りが終わると後片付け。
コンバインはもちろん、ライスセンター内にも籾一つ残さぬくらいに掃除をします(冬場ネズミが侵入しないように)。
その後も休む間も無く来年度の準備に取り掛かります。
   
土壌改良資材  
土壌改良資材の散布へ
・土壌改良資材の散布へ
     
堆肥の散布。土作りも大切な作業の一つです。  
堆肥の散布
・堆肥の散布
     
その年の内にあぜ塗りも終わらせます。土質が悪く崩れたり、上手くいかない時は年が明けてから再度塗り直します。  
あぜ塗り
・あぜ塗り
     
暮れ起こし。稲刈りで細かくしたワラを微生物が分解しやすいように土中にすき込みます。  
暮れ起こし
・暮れ起こし
     
田んぼの角は高くなりやすく、またトラクターでも起こせないので、一枚一枚鍬で起こします(角打ち)。  
角打ち
・角打ち
     
 
平成20年産米づくりにて

むっちゃんの一言
今年もおかげさまで、お客様に喜んでいただけるような美味しいお米ができました。
天気に恵まれた一年で、平年よりもちょっぴり多く収穫できて私達も大満足。自然と笑みがこぼれてしまいます。(見て下さいこの笑顔)
さぁ、今度は皆さんが「ばんばのお米」を食べて笑顔になってください。その笑顔を想像しながら、私達は来年に向けての準備を始めています。

『「ばんばのお米」を食べて笑顔になってください。』

(平成20年産米づくりにて)

 
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